色々あるんですけどそんなに長くないのでまとめました。
シルバーリング(銀の環・銀環の君)
白髪緑目の怪物。半分妖精の人外。妖精で在りながら肉の身体を得た厄災の子。本来は星の触角、あるいは星の内海から出でるものであるが、シルバーリングはチェンジリングによって星の内海から半ば強引に人理の中へ送り込まれてしまったもの。そのため、人として育てられたがその性質は妖精のままという奇特な状態で育ってしまった。
人間としての理性を持ち得ながら、妖精としての本能で行動する怪物。享楽的で好奇心が旺盛な妖精らしい妖精。人間として育てられたせいか、人間としての常識や倫理観をある程度備えて入るが、基本的には本能が優先されるため、他人から見た際に行動基準が理解不能なものになる。
チェンジリングによって妖精界から人間界へ放り出された被害者であり、人間界でおもしろおかしく暮らすことを良しとした加害者。そのため、シルバーリングはこの生を終えた後は星の内側に返ることも無く消滅する。
セイバー(アルトリア・ペンドラゴン・リリィ)
誰もが知るブリテンの騎士王ことアーサー王……の、修業時代。花の少女騎士。概ね原作通り。
ケイが未熟であるが故の召喚では無く、どちらかと言えば必然の召喚。全てを天秤にかけ、軽重をはからなければ進めない少年と、その天秤を定めている最中の王の卵、という組み合わせ。
兄と同じ名前を持つマスターに少しの違和感と形容しがたい感情を抱くが、比較的感覚が近いことと奇妙な目の離せなさからかすぐに打ち解けることになる。
ケイは人間として未成熟であり、セイバーは王として未成熟。可能性を『はかる』のであれば、完成した英霊では役不足すぎる、ということかもしれない。共に模索する過程を求めていたのか、英霊と共にあることで今を生きる少年がただの機械と成り果てることになるのを無意識に忌避したのかは、運命のみぞ知る。
「マスター、がんばりましょうね! あ、いえ、相手を倒さない程度に!」
キャスター(ナーサリー・ライム)
ああ、ああ、軍靴の音が聞こえる。物語は墨まみれ、幸福は火の中に。あつくていたくてくるしいから、どうか、だれか、たすけて――
*
キャスターのサーヴァント。月の聖杯戦争の彼女とは似て非なるもの。ナーサリーライムは本来召喚者に合わせてその性質を大きく変えるサーヴァントではあるが、遠い未来の聖杯戦争でナーサリー・ライムにとって代えがたい誰かに巡り会ったことと、今回の召喚者の特性が合わさったことにより、月の聖杯戦争で召喚された彼女のイフとして現界した。
容姿は月の聖杯戦争でのマスターをベースに、ごくごく普通の少女らしい少女としての姿を形取る。やや育ちの良さそうな娘さん、といった形。戦争など知らない子供。あるいは戦火になすすべ無く焼かれる子供。無力で非力な子供らしい子供――それでいて、戦火がもたらすものを把握した冷静な子供として振る舞う。平時はややわがままな少女として振る舞うが、戦闘時は『大人が想像する子供』として振る舞う。
ルドルフ・クラウゼヴィッツ
キャスターのマスター。金髪青目のドイツ人の男。長身で体格が良く、目つきが悪い。数年前(龍童が最後にルドルフと会ったとき)は左の額に火傷跡があるくらいだったはずだが、今回の聖杯戦争に至るまでに何らかの理由で火傷の範囲が顔の左半分まで拡大している。火傷跡のある方の目の色は白。視覚に問題は無いように見える。
難儀で律儀で生きづらい生真面目な男――と言うのが龍童の言。実際、生来の性格は真面目で優しく比較的親切な部類。大真面目に正義の味方を志し、そして現実と照らし合わせて軍属になった男。普通の家庭に生まれ出で、志と責任を直視しながら暴力装置となることを選んだまっとうな人間。
……本当に?
「はは、はは、ははははは! 結局そんなものは存在しなかった! 俺が、おれが、わたしが踏みにじってきた者こそが、ああ、それこそが、ほんとうは、おれは」
現在においては、何らかの理由で心が折れたのか、うつろな表情を浮かべている。空虚な笑みと空っぽの無表情がデフォルトで、時折激しい痛みに耐えるような苦悶の表情を浮かべていることが多い。キャスターに対してはただの子供に接するように接している。

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