鼎ケイ

 明るく元気な素直な少年。セイバーのマスター。世間知らずで体力が無い。長らく座敷牢に入れられていた割に純真でひたむき。特異な魔術特性を持ち、鼎家の魔術で見るところの先祖返りとも言える魔術回路を持つ。が、先祖返りしすぎたため両親では彼の魔術回路を扱えず、長子のケイは座敷牢へ入れていないものとして扱いながら、弟の方を当主として育て上げていた。ケイもそのこと自体については何とも思っていない。合理だね、でおわり。
 いないものとして扱われていたと言っても、一応食事などはきちんと出されていた模様。そうして物心ついた頃からずっと座敷牢で暮らしていたところ、聖杯戦争の戦闘に巻き込まれたのか、あるいは何かに失敗したのか、とんでもない轟音が響いたかと思ったら家が吹き飛んでいた。中の人間が無事であるはずもなし、と言うか明らかに不自然な壊れ方しているな、と言うことで初めて自分の意思で座敷牢の外へ出た。

 ――問う。汝の軽重を、問う。
 結局の所、ケイの性質はこれだけである。あるものを天秤にかけ、問い、定める。その結果を基に行動をする。弟を優先されたのも、その方がいいとされたから。要は弟が重くて、自分が軽かったのだ。だからそこに何の疑問も無い。座敷牢を出なかったのも、座敷牢を出たことによる混乱によって起きるものと、自身の欲の軽重を問うた時、混乱によって起きることの方が重たいから出なかった。それだけ。
 だからケイの性格は至って純真なままで在り、真面目で素直でちょっとだけ好奇心が強い。
「ところでこの儀式ちょっと物騒すぎない? 俺ぜったいすぐ死んじゃう気がするんですけど……」

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